結婚相談所が気になるけど、本当に結婚できるの?と疑問に思っていませんか?結婚相談所は他の婚活サービスなどと比較して、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
真剣な出会いが期待できる カウンセラーからのアドバイスがもらえる 会員数も多く自分にあった人が見つけやすい | 料金が高い カウンセラーに言われたくないことを言われてしまう可能性がある |

料金が高くてもいい人と出会えて結婚さえすることができれば別にいいんだけど…



実際どのくらいの人が結婚できて、その後どうなっているのかも気になるのよね…
この記事では、結婚相談所の成婚率と離婚率について解説します。成婚率については、正しい知識を持ってから結婚相談所へ入会しないと後悔してしまうことになりかねません。
この記事を読めば、成婚率についての正しい知識が身につき、結婚相談所選びで失敗することや後悔してしまう確率を大きく減らすことが可能です。結婚相談所選びは成婚率を上げる大きな要因のひとつでもあるので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
【成婚率を単純に比較はNG】成婚と結婚は別物
結婚相談所に入会する際、成婚率の高いところを選べば安心と思っている人も多いですが、単純に成婚率だけを比較して結婚相談所を選んでしまうと失敗してしまいます。その理由は以下の2つ。
- 成婚条件は結婚相談所によって違うため
- 成婚率の計算方法が結婚相談所によって違うため
成婚率とは成婚退会する人の割合
成婚率とは、結婚相談所に入会して退会する人の割合のことを指します。結婚相談所に入会するまで、成婚=結婚と思っている人も多いですが、実は成婚と結婚はまったくの別物です。
成婚条件は結婚相談所によって違う
- 真剣交際がスタートしたら
- プロポーズが成功したら
- 両家のご両親に挨拶まで終わったら
多くの結婚相談所では、プロポーズが成功し、お互い結婚の意思が決まったら成婚となるところが多いですが、結婚相談所によって違うため、入会前に確認が必要です。



確かに成婚条件が緩ければ成婚率は高くなるし、厳しければ低くなるわよね。
成婚率の計算方法は結婚相談所によって違う
多くの結婚相談所では、成婚率を公式サイトなどで公表し、売りにしているところも多いです。しかし、結婚相談所によってその計算方法が違うため、成婚率は30%程度のところもあれば70%以上というところまで幅広くなっています。
成婚率の計算式の一例
- 成婚退会者数÷総会員数
- 成婚退会者数÷一定期間の入会者数
- 成婚退会者数÷有効会員(活動中の会員)
- 一定期間の成婚退会者数÷一定期間の退会者数
- 成婚退会者数÷退会者数の総数
どの計算方法が正解というわけではありませんが、成婚率だけを比較して結婚相談所を選ぶと失敗してしまう可能性があるので注意が必要。今は①と④、⑤が主流で大手の結婚相談所も採用しています。
それぞれのメリット・デメリットについて詳しく知りたい人は以下を▼ボタンを押して確認してください。
①成婚退会者数÷総会員数
一番オーソドックスな計算方法。シンプルで分かりやすいというメリットがある一方、どれだけ活動していたかが反映されないため、短期間で成果が出ない場合や新しく入荷した会員が多いと成婚率が低くなります。他の計算方法に比べ、低い数字が出やすい傾向です。
②一定期間の成婚退会者数÷一定期間の入会者数
会員が活動を始めてからどのくらいで成婚できるのかを計算するのに適した方法。入会者数を1年以内とした場合、1年以内にどの程度の人が成婚できたのかを知ることができます。
しかし、デメリットとしては、長期的な結果を反映しづらい点や活動状況を詳細に追っていないと不正確な数字になってしまうという点です。
③成婚退会者数÷有効会員(活動中の会員)
総会員ではなく、ちゃんと活動している会員を対象としているため、活動した結果どのような成婚率になるのかリアルな数字が出ます。また、結婚相談所の実績を判断するのには最適です。
デメリットとして、非活動の会員と活動中の会員の線引きをするのが難しい点や活動期間の違いを考慮しない点、キャンペーンなどを実施して新規会員が一時的に多くなると成婚率が下がるという点にあります。
④一定期間の成婚退会者数÷一定期間の退会者数
期間を設け、退会者ベースで計算する方法。期間を設けていることで、最新のデータを得ることができます。また、実際に活動を辞めた会員を基にするため、活動中の会員を含めるよりもリアルな数字になるというメリットがあります。
デメリットとしては、季節変動や一時的なキャンペーンによって成婚率が大きく変動する可能性と、新規会員がどの程度成婚するのか目安を図ることができない点、退会理由に多様性を反映することができない点にあります。
※詳しい解説は⑤で
⑤成婚退会者数÷退会者数の総数
退会者ベースで計算する方法。実際に活動を辞めた会員を基にするため、活動中の会員を含めるよりもリアルな数字になるというメリットや、結婚相談所での活動を一定期間続けた結果を反映するため、短期間のデータに依存しないというメリットがあります。
しかし、この計算方法は新規の会員が多くても成婚率には反映されないため、新規会員がどの程度の成婚するのかの目安を図ることができない点にデメリットがあります。また、退会理由も人それぞれで、成婚できないから辞めたという人だけでなく、金銭的な問題や仕事の都合などでやむを得ず退会したという人もいるため、全てを考慮して計算することができません。
結婚相談所の成婚率を単純に比較してはいけない理由を解説してきましたが、平成18年に出された経済産業省のデータ(P27)を参考にする「成婚退会者数÷総会員数」の計算式で成婚率は男性8.4%、女性10.1%という結果が出ています。
少し古いデータにはなりますが、結婚相談所という大きな括りで成婚率を出すと約10%程度という結果です。つまり、成婚率が70%以上あるような結婚相談所でも同じ計算方法で計算した場合はそんなに高い数字にはならないということです。
結婚相談所の成婚率が低いと言われる理由
結婚相談所の成婚率は「高いお金を払って10%程度か…」と思ってしまうかもしれませんが、それには理由があります。
- 一部、結婚への意識が低い会員がいる
- 活動期間が短い会員がいる
- 籍だけ残しほとんど活動していない会員がいる
結婚相談所には結婚を真剣に考えている会員が多いですが、それでも結婚意識が低い会員も一定数います。そういった会員がなかなか成婚できずに、成婚率を引き下げてしまう原因のひとつ。また、入会したばかりの会員や非活動の会員も成婚率を下げてしまう理由です。
つまり、真面目に一生懸命、婚活をするだけで成婚できる確率は10%以上と言えます。



結婚相談所全体では成婚率が10%かもしれないけど、5%のところもあれば20%のところもあるので、自分にあった相談所を選べば成婚率はもっと高くなるよ。



ちなみにマッチングアプリの大手「pairs(ペアーズ)」だと恋人ができた人の割合は3.5%(※)。そう考えると実は10%って全然低い数字じゃないんだよね!※総会員数÷交際累計数で計算(2024年時点)
結婚相談所で出会った人の「離婚率」は約10%
結婚相談所で出会い、結婚した夫婦がその後どの程度うまくいっているのか気になるところ…そこで結婚相談所を利用して結婚した人の離婚率を調査しました。
結婚相談所で結婚した夫婦の方が一般の離婚率よりも低い
厚生労働省の統計調査によると2022年における婚姻件数は504,930組。離婚件数は179,099組だったため、2022年の離婚率は約35.4%です。



よく3組に1組は離婚していると聞くけど、本当だったのね…
一方、結婚相談所で結婚した夫婦の離婚率は約10%と言われています。つまり、離婚したくないという気持ちが強い人は結婚相談所を利用した方が確率的には離婚しにくいということが言えます。
結婚相談所で結婚した夫婦の離婚率が低い理由
結婚相談所で結婚した夫婦の方が離婚しにくいのには明確な理由がいくつかあります。
- 結婚観の擦り合わせができている
- 結婚を前提にお付き合いをする
- 客観的に見られるカウンセラー(仲人)が間に入る
くわしい解説は長くなってしまうので割愛しますが、同居期間別の離婚率について以下のような結果が出ています。
5年未満 | 5〜10年 | 10〜15年 | 15〜20年 | 20〜25年 | 25〜30年 | 30年以上 | 不詳 | 総数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
組数 | 58,846 | 36,572 | 25,557 | 21,008 | 17,321 | 10,517 | 11,143 | 12,289 | 193,253 |
割合 | 30.4% | 18.9% | 13.2% | 10.8% | 8.9% | 5.4% | 5.7% | 6.3% | 100% |
離婚する人の約50%が10年以内に離婚していることがわかりました。また、離婚した理由については以下のような結果となっています。
離婚理由 | 件数 | 割合 |
---|---|---|
性格の不一致 | 636 | 26.7% |
異性関係 | 238 | 10.0% |
精神的な暴力 | 210 | 8.8% |
親族との折り合い | 175 | 7.3% |
浪費 | 170 | 7.1% |
性的不調和 | 150 | 6.3% |
経済的暴力 | 135 | 5.6% |
ギャンブル | 105 | 4.4% |
その他 | 555 | 23.3% |
合計 | 2374 | 100% |
離婚理由で一番多いのは性格の不一致。4組に1組はそれが理由で離婚しています。これらの結果から離婚を避けるためには、相手の性格や価値観を知ることが大切だということが言えます。



たしかに性格が全然合わない…ってなったら一緒にいても楽しくないし、スピード離婚の原因にもなるわよね。



そうゆう意味では、結婚相談所ならカウンセラーが客観的な意見をくれるから勢いで結婚しちゃったってことはなくなるね!
≫結婚相談所の離婚率について詳しい解説はコチラ
成婚率を高めるための3つポイント
成婚率を高めるためには、以下のような行動をとることが重要です。
- 自分にあった結婚相談所を選ぶ
- 自分磨きをする
- 自己分析や目標設定をする
自分にあった結婚相談所を選ぶ
結婚相談所選びは失敗するだけで、成婚率を大きく下げる結果につながります。公式サイトに乗っている表面的な数字だけでなく、中身をしっかりと比較することなども重要です。
結婚相談所選び5つのポイント
- 成婚料が発生(退会)のタイミングを確認
- 料金とサービス内容が自分の予算やニーズに合っている
- 口コミサイトやブログ・SNSで評価の高いところを選ぶ
- ライセンスや認定を取得しているか確認
- 結婚相談所のマッチングタイプを確認
自分磨きをする
成婚率を上げるためには女性にモテる方が圧倒的に有利。見た目に全然自信がない…と思っている人でも大丈夫です。確かに女性は見た目を気にしますが、カッコいいなどといったルックスではなく、清潔感があるかどうかを気にするからです。
また、成婚させるためには見た目だけでなく、内面もかなり重要。実際、モテる人には共通する特徴が5つあります。
女性からモテる・好かれる人の5つの特徴
- 清潔感のある身だしなみ
- コミュニケーション能力が高い
- ポジティブに考え行動している
- 自己理解を深めている
- 誠実、真面目である
自己分析や目標設定をする
成婚率を高めるためには、活動期間やどんな相手とどんな生活を送りたいのかなどといった計画性が重要です。そこが曖昧だとお相手を絞ることができなかったり、お相手からも選ばれにくくなってしまいます。
そうならないためにも以下の点についてはカウンセラーとよく話をしながら自己分析や適切な目標設定をすることが大切です。
自己分析や目標設定しておくべきこと
- 結婚に対する考え方
- 将来のライフプラン
- 理想のパートナー像
- 婚活における具体的な目標や活動計画
- 自分の長所・短所、やりたいこと・やりたくないこと



定期的にカウンセラーにフィードバックしてもらい活動の改善点を見つけるとうまくいきやすいよ!
まとめ:結婚相談所の成婚率は比較し過ぎず参考程度にする
この記事では、結婚相談所の成婚率や離婚率について解説してきました。結婚相談所の成婚率は計算方法によって大きく変わります。また、成婚の条件も相談所によって違うため、成婚率の数字だけを比較して選ぶと失敗につがなります。
計算方法によってメリット・デメリットがあるため、気になっている結婚相談所がどの計算方法なのかを確認して納得できる数字だったなら他社と比較する必要はありません。それよりも重要なことは
- どのくらいの料金でどんなサービスなのか?
- 口コミ・評判はいいのか?
- どのタイミングで成婚になるのか?
などを比較すべきです。結婚相談所は料金が高いというデメリットがある一方、離婚率も一般的な数字に比べてかなり低い傾向にあります。
結婚には勢いやタイミングも重要です。婚活をしようかな…と足踏みしているのであれば、まずは無料で簡単にできる資料請求などからでも始めてみてください。その行動ひとつであなたの成婚率はグッと上昇します。
コメント